今さら聞けない!光回線
量販店で、固定回線の販売を7年以上やっていたスタッフが丁寧に解説。
今さら聞けない光回線初級編をやっていきます。
そもそも光ってなに?
NTTが提供するインターネット(通信)サービスです。
もともとは固定電話の電話線を使って通信をしていました(ADSL)が、局舎からの距離や伝損によってスピードが落ちてしまっていました。
パソコンも性能が上がって、通信するデータ量が多くなったので、NTTが光ファイバーという光を通す繊維を電話線に這わせ、光信号を送ることによって速いスピードの通信が可能になりました。
いろいろお伝えしましたが、当時は「めちゃくちゃ速くて優秀なネット」ということでNTTからフレッツ光という名前でデビューをはたしたわけです。
それまではADSL(電話線)、ケーブルテレビ(テレビ線)、ポケットwifi(3G)が主流でしたから、自宅内まで光信号を送れるのは画期的でした。
現在では光回線が固定回線の主流となっています。
昔に比べて引き込みの容易になりましたし、金額も安く提供されています。
「ネット、Wi-Fi = 光」と言ってもいいのではないでしょうか。
他のインターネットとの詳しい比較はこちら
光回線の種類はこちら
プロバイダってなに?
プロバイダーって聞いたことはあるけど、なに?という方もいるのではないでしょうか。
簡単に説明すると、高速道路の道を作っているのがNTT(物理的な光回線)。
料金所がプロバイダー(ID/パスワードの発行)です。どちらかがないとインターネットは成立しないのです。
実はプロバイダーは1,000社以上もあります。
すごい数ですが、OCN、BIGLOBE、So-netなど有名な会社は聞いたことあるのではないでしょうか。フレッツ光と請求がまとまっていても、実は別契約となっています。
最近では「コラボ光」などで一緒に契約ができるものもありますが、回線業者と役割は全く違うということだけ伝えさせてください!
メリット
スピード
スピードが速い。当然、光信号(光の速さ)なので群を抜いて速いです。
(Nuroひかりを除いて)最大1Gbpsですので自宅の環境などで減速はするもののインターネットでのストレスはほぼないのではないでしょうか。
安定している
光ファイバーはノイズを受けにくい性質なので、他社と比べて安定しやすいです。また、劣化(伝損)も少ないので、こちらも安定しやすい要因です。
常時ネット接続
常に通信をしてくれているので、PCやスマホ、ゲームなどを寝ているうちにアップデートやバックアップしてくれます。また、自宅に帰ったらすぐWi-Fiに接続できたり、一度設定すればChromecastなどもすぐに観ることができます。
有線接続が可能
重い作業やZOOM、オンラインゲームなどインターネットの通信を長時間する場合は物理的に線でつなぎ、より安定した環境で作業が可能です。
デメリット
工事が必要な場合がある。
ほぼ必要と思ってください。理由は近くの電柱やマンションの共用部分から光ファイバーを引き込むのに電気工事士の資格が必要だからです。工事が必要ないところは以前引き込みをしてそのまま解約をしている状態のところです。
自宅でしか利用できない
固定回線なので固定されています。なので、ご自身の使う用途で選ぶのがいいですね。
物理的に邪魔
NTTがモデム(光を電気に変換する機械)を設置しますが、Wi-Fiを利用する場合はルーターも必要になります。最低でも電源ひとつ、ルーターを使うのであれば、電源2つとお弁当箱くらいの機械が2つ置かれることになります。
こんな人におすすめ
①ファミリー世帯
2人以上で住んでいる方は、光回線あって損はないです。ネット接続できるデバイスも増えてきていますし、2人以上であれば持ち出すこともないと思うので最適だと思います。
②パソコンを所持している
パソコンの利用用途によりますが、アップデートやウェブページなどもスマホに比べてとても重くなっているので、できるだけ安定していて高速の回線にした方がいいですね
③オンラインゲームをやる
SwitchやPlayStationなどのゲーム機でオンラインでやるのであれば固定回線じゃないと、ワープしてしまったりするリスクが上がります
④動画など読み込みが遅いとイライラする
スピードを上げればストレスの軽減になると思います。
まとめ
ご覧いただきましてありがとうございます。
基礎的なことですが、Wi-Fiが必須になりつつある今、自分に合った回線を見直すのもいいとおもいます。
少しでも参考になれば幸いです。